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六ヶ所再処理工場の放射能放出の問題点

​核のゴミの集積・拡散所に未来はあるか

沖縄県民以外の全国の皆さんが支払う電気代の中から、六ヶ所再処理工場やMOX加工場の費用が支払われています。2023年に再処理工場操業、2025年にMOX加工工場が操業する予定ですが、本格操業によって沢山の放射能が環境中に放出されます。万が一の事故によっては、その影響は台湾と中国にまで及ぶ可能性があると元京都大学の小出さんが述べています。日本原燃(㈱)がマスコミの広告主で、なかなか伝わらない現地の情報を読者の方に伝えていく場です。ぜひ自分の問題として考えて頂ければと思います。

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1.高速増殖炉とセットだった六ヶ所再処理工場(更新版)

今まで青森県下北郡六ヶ所村にある六ヶ所再処理工場の問題で、30年以上も色々取り組んできましたが、初めて見学する方々には、やっぱり完工延期(建設開始から27年も経っていて)というのは非常に意味がある話でしょう。昨年、完工が2022年に延びたということで、それを中心にお話しして...

解説4:低レベル放射性廃棄物埋設施設

奥の方が2号廃棄物埋設施設で手前が1号廃棄物埋設施設 1号廃棄物埋設地に埋設する廃棄体:原子力発電所の運転に伴って発生する濃縮廃液、使用済み樹脂、焼却灰などをセメントやアスファルト、プラスチックを用いて均質、均一に容器(200リットルドラム缶)に固型化したものを対象としてい...

解説3の3:ウラン残土撤去の約束=果たされない罪

2007年8月8日 山田清彦撮影 岡山県の人形峠付近で掘り出したウラン残土を放置していたことがありまして、それを放置された地域の住民との約束を動力炉核燃料開発事業団が交わした協定書がありました。 盛り上がった場所の下がウラン残土の一部 2007年8月8日 山田清彦撮影...

解説3の2:ウラン濃縮工場の運転状況

当初、150トンSWU/年の施設を毎年立ち上げ、1500トンSWU/年とする計画だったが、新型機の導入が困難で2012年以降の最新型機導入。75tSWU/年相当操業中だったが、9月12日に停止。なお、5月にウラン濃縮工場の審査が終了し、450トンSWU/年まで増設する予定だ...

解説3:ウラン濃縮工場

*ここに掲載している写真は日本原燃㈱のHPより引用しました。 1.事業計画の説明 1年目に150トンSWU/年の工場を一つ作り、毎年増設していく予定でした。1つの工場は10年間無停止で運転し、10年目には1,500トンSWU/年まで増やします。11年目には最初の工場が運転停...

20.「嘘」が混じっている審査結果

日本原燃の事故評価が高木さんの評価とあまりに違いすぎるので、本当にこれで正しいのかなあと私は疑問に思っています。おそらくは嘘なんだろうと思います。蒸発・乾固した時、日本原燃は最初「セルの中は水につけてしまうので大丈夫」と言ってたのに、原子力規制員会から何度も問われて、ようや...

19.現場作業員が修復に当たる際の最大放射線量は250ミリシーベルト

高レベル放射性廃液の蒸発乾固の事象について、様々なことを一応検討していますが、現場作業員が修復に当たる際の最大放射線量は250ミリシーベルトを超えないということになっています。 福島の原発事故の時に、なんか間違って作業員が水溜に足を突っ込んで270ミリシーベルトの被曝をした...

解説2:六ヶ所核燃サイクル施設とは

核燃料サイクルに関連した3施設、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設施設、再処理工場が核燃サイクル三点セットとして電気事業連合会が青森県の下北郡のどこかに建設したいと申し出たのでした。 ですから、青森県民の多くは、それが核燃三点セットという風に、私達は勝手に思い込まされ...

解説1:新しい核燃料のサイクルについて

ウランの採掘から始まって、原子炉の中で燃焼し、再処理を経て、それから発生する製品と高・低レベル放射性廃棄物の貯蔵管理までの流れを示します。 それがどのようになっているかを知ることは、核燃サイクル施設の付帯施設の役割を理解することにも好都合と思われますので、一連の流れを簡単に...

18.冷却機能の喪失による「蒸発乾固」が一番こわい

六ヶ所再処理工場の重大事故の過酷評価を消しちゃっていいのか、と言う話です。 さっきの高木さんが作った図よりももうちょっと小さいやつで、被ばくのイメージを考えてほしいんですが、結局3.11前の規制基準で審査がされた段階の時にほとんど対象にならなかった重大事故対策。例えば水があ...

17.再処理費用も電気料金から

電力料金明細書を見ると、再処理費用は載ってきません。最近載っているのは、自然環境にやさしい電気のエネルギーだとかで、そういうのは載ってきますがここは隠しているのです。ということで、集めたお金を日本原燃に毎年3000億円くらいずつこれまで払って来たのですが、これから安全対策工...

16.誰のお金でこんな危険なものが動くのか

再処理工場に掛かる費用に関する議論が終わって、じゃあ、このお金誰が払うの?と言った時に、電力会社の方が「こんなお金出せません」、国も「出しません」となりました。 それで色々考えた結果、皆の頭に名案が浮かんだ。「そうだ!国民負担にしよう」でまとまったのでした。...

15.空振りに終わったスクープ

六ヶ所再処理工場は、誰のお金でこんな大きい危険なものが動くことになっているのかということについて解説します。 これは建設当初の試算です。再処理工場を作りました。建設40年操業してごみの処理まで含めて大体11兆円で済むよという話でした。これを経産省の若手の職員たちが、「いやあ...

14.高木仁三郎さんの想定図

高レベル放射性廃液が100㎥溜った時に、その1%が漏れた時ということで、ー現在は211m3貯まっていますから、2倍くらいの量となっていますーその100㎥の時の1%ということで、原子力情報室の代表を務めた高木仁三郎さんが想定したのがこの輪です(高木仁三郎氏の図)。...

13.事故への対応は本当に大丈夫なのか?

他の国では再処理工場全体で事故を起こしているのですが、恥ずかしいことに、プールの漏水は六ヶ所再処理工場でしか起きていません。他の国では起きていない。原子力の先進地では起きていないことが、六ヶ所再処理工場では数多く起きています。...

12.再処理して出て来る核のゴミを、ごまかされないように申請書から拾って表にした

最新の事業申請書には、六ヶ所再処理工場を1年間で800t再処理した際に出て来る核のゴミがどんな種類のもので、どの程度の量が出るのかということで書いています。 プルトニウムと回収ウランの方は、別な項に書いていますが、核のゴミはこんなに出ますよ。...

10.追記の3 再処理工場の核のゴミの現状について

六ヶ所再処理工場がアクティブ試験を行い、約2年半掛けて約425トンの再処理を行ったことがあるので、その時の再処理実績を紹介しながら、それ以降に核のゴミが出ているので、その量も併せて紹介します。 使用済核燃料の受け入れ量、再処理量、製品、廃棄物の生産量(2021.2月末現在)...

11.経産省と規制庁で附合しない数字

2020年7月21日に行われた省庁交渉に参加して、経産省と原子力規制庁の職員に対して、使用済燃料を800トン処理した場合にプルトニウムはどれくらい出ますかと質問しました。 原子力規制庁の方は、資料によると7トン、モックス燃料にすると14トン(ここで言うMOX燃料はプルトニウ...

10.の2環境への放射能放出はいつ開始されるか

追記:2020年11月18日、原子力規制員会に日本原燃の増田社長が招かれ、「⽇本原燃における安全性と技術⼒向上の取組み」というパワーポイントで説明を行った。その資料の中の13ページには、現在六ヶ所再処理工場に残っている溶液、廃液の量が示されている。...

10.再処理工場の致命的欠陥は

① 世界で最後の湿式再処理工場 六ヶ所再処理工場の致命的欠陥はいくつかありますけど、まず、世界で最後の湿式再処理工場ということがあります。六ヶ所再処理工場は、仮に成功しようが不成功であろうが、その技術はどこにも継承するところがありません。原子力規制委員会の審査に6年半かかり...

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