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14.高木仁三郎さんの想定図

 高レベル放射性廃液が100㎥溜った時に、その1%が漏れた時ということで、ー現在は211m3貯まっていますから、2倍くらいの量となっていますーその100㎥の時の1%ということで、原子力情報室の代表を務めた高木仁三郎さんが想定したのがこの輪です(高木仁三郎氏の図)

 

 半数死亡が六ヶ所村中心で、周りの八戸近辺は100ミリシーベルトです。この時は1か月間ここに留まることの被ばく量を示しています。名古屋でも1ミリシーベルトぐらい被ばくします。

 子どもには被ばくの影響が大きいので、乳幼児、妊婦も退避する必要があります。札幌から仙台までで10ミリシーベルトに達するので、逃げなければいけませんという図です。

 こういう話をすると、皆さん青森県外からおいでなので、「青森県の人は大変だねえ」と言う話になりそうなので、私が無理やりこういう図、「東京だって大変じゃないか」という図を作りました。

 東海再処理工場には高レベル放射性廃液が約340㎥(その後確認したら、約358㎥あることが分かった)ありますから、六ヶ所再処理工場よりははるかに影響が大きいのです。東海再処理工場で高レベル放射性廃液の約1%が漏れたら、東京はしばらく人が住むところじゃありません。

 東京電力・福島第一原発事故で、今でも東京にホットスポットがあるようなので、そういうことから考えると決して無縁な話じゃありません。

 但し、東海と六ヶ所の再処理工場が両方とも大地震に見舞われて、電源喪失したら、高レベル放射性廃液が蒸発・乾固(高木さんは沸騰・爆発としている)して爆発すれば、ほとんど東日本は、北海道も含めて住める場所がなくなっちゃうということです。高レベル放射性は駅の漏えい事故が起きれば、日本壊滅ということでありまして、そういう怖いところにわざわざ遠方から足を運んでいただいて、ありがとうございます(笑)

 明日無事ツアーが終わるように祈っておりますが、こればっかりは予測が出来ませんので、そういう事故に巻き込まれないように祈るしかありませんね。


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