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  • xt822788

放射線測定器のテスト

 六ヶ所再処理工場が運転開始したら、相当な放射能障害が発生するのは間違いないが、それを計る機械がないと五感では感じられない。10年前の3.11以降、急遽求めた2台の測定器(日本製が手に入らず、中国製を入手した)が動かなくなったので、新たに買い求めた。

 我が家は再処理工場から直線距離で約30㎞に位置している。その手前に三沢市役所があり、更には米軍三沢基地(自衛隊と民間航空会社が間借りしている)が広がっている。

 我が家の庭先では、概ね0.05マイクロシーベルト/h。それが、日本原燃PRセンター3階のウラン鉱石前で測ると、0.85マイクロシーベルト/h。約17倍となる。

 なお、3.11以降、福島県に何度か足を運んだが、福島市内の教育会館で集会が開催された際に、駐車場の雨どい近くで6マイクロシーベルト/hを測定した記憶がある。だが、集会参加者のデモコースのスタート地点となっていたので、参加者が沢山集まってきて、その高い放射線測地点を踏みながらデモにスタートしたのを、黙って見るしかありませんでした。

 ちなみに、福島原発サイトでの見学場所では約50マイクロシーベルト/hで、2号機の付近を通るバスの中では約200マイクロシーベルト/hを測定したとの記事を最近見ました。

 また、以前、チェルノブイリ原発の視察に行った際、文部省から簡易測定器を借りて往ったことがあります。この時には、チェルノブイリ原発見学センターの近くで9マイクロシーベルト/hを記録しました。その次年度に行ったグループは、10マイクロシーベルト/hを超えて、測定不能になったということでした。

 それに比べれば、まだまだ福島原発サイトの方が高いのでしょう。

 いずれにしろ、現在の再処理工場付近では高い放射線を計ることは出来ませんが、万が一の事故が起きれば、測定器なしに移動するのは極めて難しくなります。

 なお、私の買った簡易測定器は、ガンマー線を計るのですが、アルファー線、ベータ―線に関しては分りません。特に、中性子線とかは計れません。

 昔、むつ小川原港に陸揚げされた最初の使用済核燃料輸送の際、一般道路をまたいで輸送したことがあります。その輸送反対の抗議集会には多くの参加者が集まっていました。その参加者を警察官(機動隊)が排除して、輸送車両を通過させました。

 その後、使用済核燃料輸送容器に中性子遮蔽材が入っていなかったことが明らかになったことがあります。つまり、搬出元でも、受け入れ先でも、その輸送に関わった人のすべてが、中性子線を被ばくしたことは間違いありません。

 再処理工場が運転を始めれば、風向きによっては気体の放射能が拡散するだろうし、海洋放出された放射能が波打ち際に叩きつけられて、放射能が空中に漂うようになるでしょう。

 そういう中で生活するには、最低限、簡易放射線測定器を用意する必要があるでしょう。

 ただし、再処理工場の完工時期が25年間も延びて、来年の完工も危ぶまれているので、

それから先に、操業しないで再処理事業が中止となる可能性もあるのだが・・・。


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